製品&ソリューション

クラウド型収蔵品管理システムI.B.MUSEUM SaaS

ますます便利になるITツールを、博物館クラウドのシステムに取り込む。
たとえば、iPadとI.B.MUSEUM SaaSの組み合わせなら、こんなに便利に。

画像も、手書きメモも、気づいたその場で即・登録。

最近、すっかり身近な存在となったタブレット端末。ノートパソコンよりもさらに携帯性に優れ、 カメラ機能を内蔵し、通信機能内蔵でどこでも情報にアクセスできる…という特徴は、 まさに学芸業務向け。ぜひ活用したいところです。 従来のクライアント/サーバ型のシステムと違って、 端末さえあればインターネットを通じてどこからでもアクセスできるSaaS型システム。 タブレット端末と組み合わせれば、さらに快適な情報管理が可能となります。

写真は、Apple社のiPadとI.B.MUSEUM SaaSで、 「資料に傷を発見したので、その場で情報を登録する」シーンを再現したもの。 I.B.MUSEUM SaaSにアクセスすれば、カメラ機能で撮影した部分アップの画像をそのままデータベースに登録できます(右上)。 また、iPad用に多数流通している無料アプリの中には「手書き機能」を追加できるものもありますので、 「ここに傷がついている」と他の職員の連絡メモを書き込むこともできます(左下)。
 
これこそ、「博物館クラウド」の次の姿。収蔵品管理システムは、今後もどんどん便利に、 使いやすく進化していきますので、どうぞご期待ください。

I.B.MUSEUM SaaSが、早くも10回目の機能改善を実施しました。
今回は、バックアップ用のサブデータセンターの稼働開始をメインに、細かい使い勝手をさらに向上しています。
神奈川県と大阪府、2か所でのバックアップ体制が始動

I.B.MUSEUM SaaSは、神奈川県内のデータセンターを利用しています。 国内でも屈指の堅牢性を誇るセンターですが、さらに万全を期し、 バックアップデータを保管するためのサーバセンターをもうひとつ開設しました。

サブとなるデータサーバは、大阪府内に設置しています。 バックアップは原則として毎日行われますので、万一メインのデータセンターが大規模な災害に見舞われたとしても、 お預かりしているデータは安全に守られることになります。 また、災害時に限らず、万一、何らかの理由でメインデータセンターの機能が不全に陥っても、 バックアップデータをもとに復旧することが可能です。

付随情報でのデータ検索が可能になりました

I.B.MUSEUM SaaSでは、データを検索する際に「検索条件」として指定できるのは、 資料詳細情報の項目のみに限定していました。つまり、 「資料カード上に書かれている情報項目」をそのまま検索の対象としていたわけですが、 それ以外の情報(入れ込みリスト)も検索の対象とすることができるようになりました。

たとえば、作家の「生年月日」は資料情報の項目ではないため、 検索する際の条件には設定できませんでした。 そこで、著作権切れの作品を探す場合、まず作家管理画面で「生年月日が1952年以前の作家」を検索し、 次に資料管理画面で作家一人ずつの作品を個別に検索する必要がありました。

今回の機能改善では、こうした作業がより楽になります。上の例であれば、 資料管理画面で「作家の生年月日が1952年以前の資料(作品)」という条件を設定できるように改善されています。

年代や生年月日の検索は「範囲指定」が便利です

たとえば「大正生まれの作家の作品」を検索したい場合、以下の2つの検索条件を設定しなければなりませんでした。

「作家の生年月日が1912/07/30以上」で、なおかつ「作家の生年月日が1926/12/25以下」に該当するデータ

今回の機能改善では、「範囲指定」という概念を採り入れました。 以下のように「ひとつの検索条件」で探すことができます。

「作家の生年月日が1912/07/30-1926/12/25」

年号と年号を半角ハイフンでつなげば「範囲」となり、より感覚的な条件設定が可能となります。

ステイタス変更時には、中の情報も自動的に転記されます

「日常業務>受入」で、新しい資料を受け入れる際に使う機能です。 受け入れを検討している資料の情報を登録することがありますが、 受入決定(決裁)後にステイタスを変更すると「収蔵資料」になります。 今回の機能改善では、検討段階で登録しておいた情報も、 一緒に「収蔵資料」情報へ自動転記されるようになりました。 受け入れが決まって資料情報を作る時に、検討時のデータを再利用することができるので、登録し直す手間が一気に省けます。

また、展示や貸出の際には「日常業務>資料利用」を使いますが、検索時にポップアップする専用画面の表示が変わりました。これまでは文字で一覧表示していましたが、今後は画像一覧表示も選択できるようになります。これは、「画像で選びたい」というリクエストから生まれた新機能。こちらも、とても便利です。

インターネット公開設定時のデザイン選びが直感的に

公開用のホームページのデザインはテンプレートから選べますが、 これまではデザイン名称をプルダウンメニューから選択する必要がありました。 今回の機能改善では、イメージがひと目で分かるよう、サムネイル画像の一覧から選択できるようになりました。 これで、より直感的にデザインを選択できるはずです。ぜひ、いろいろ試してみてください。