製品&ソリューション

クラウド型収蔵品管理システムI.B.MUSEUM SaaS

悩みの種の項目設定は、後から追加・変更が可能!
整っているデータだけを先行して運用できます。

Before(博物館クラウド導入前)
集中的に資料整理を行った分野はいつでもシステム導入ができるようにデジタルデータも揃えた、とあるミュージアム。しかし、未着手の分野は紙台帳にも不十分な点があり、システムを検討したくにも仕様さえ決めることができません。結局、未整備の分野のデータが整うまで待っている状態。せっかく先行して整えたデータを活用できず、もったいない状態が続いていました。
After(博物館クラウド導入後)
[博物館クラウド]なら、データが揃った分野だけで運用を開始し、未整備の分野はデータが完成してから追加することが可能。その際、追加費用もかからないので、段階的にデータを整えていくことができます。また、インターネットで公開したい資料のデータだけでスタートすることも可能。まだデータが未整備でも、今すぐシステム導入&ネット公開を始めることができます。
プラスアルファ
「デジタルデータ化を始めてまもない状態だったので、今システムを導入すると管理項目に過不足が出て、後で大幅な仕様変更があるのでは…と不安でした。データ整備作業中も項目設定には頭を悩ませていたのですが、[博物館クラウド]ではあらかじめいくつかの項目セットが用意されていて、後で追加変更も可能とのことで、安心して導入できました」
「いくつかの項目セット」とは?
博物館クラウドには、ミュージアムの分野ごとに最適と思われる管理項目のセットを用意しています。
以下の標準規格で定められた目録体系を参考にしながら独自に開発したもので、これを下敷きに必要・不要な項目を判断しながらアレンジすることも可能。さらに、後で追加・変更・削除することもできます。

<目録的項目>
CIDOC IGMOI(博物館資料情報のための国際標準CIDOC情報カテゴリ)
東京国立博物館ミュージアム資料情報構造化モデルCDWA(Getty財団策定美術作品記述目録・メタデータスキーマ)
Darwin Core (GBIF(地球規模生物多様性情報機構)が推奨する自然史標本のためのメタデータスキーマ:一部の項目のみ)

<業務に関わる項目>
SPECTRUM(ミュージアムにおける運営管理の標準化を目指しイギリスのコレクション・トラスト(旧MDA)が制定)

さらに、現場事例と突き合わせ、本当に運用できるか検証。
標準規格は学術的に研究された目録体系が多く、これをそのまま導入すると、現場実務で必要な管理項目が抜けてしまうことがあります。[博物館クラウド]の管理セットでは、弊社に蓄積した約300館に及ぶ導入・カスタマイズ事例をもとに、「現場で使える項目体系のあり方」を検証。特に業務に付随する管理項目を重視し、充実させました。