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2021.12.03
ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が石巻市博物館に導入されました
スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」(開発元:早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区))のサービスが、令和3年11月3日に石巻市博物館(宮城県石巻市)に導入されたことを本日12月3日にお知らせいたします。
導入の背景とポケット学芸員選定理由
石巻市博物館の前身にあたる石巻文化センターは、東日本大震災で被災し、2階に展示・保管していた作品を除く収蔵資料が文化財レスキューの対象になりました。そのうち美術作品は、応急処置や修復がなされた後、宮城県美術館のご厚意のもと新収蔵庫が整備されるまでの間、保管が継続されました。その間、宮城県美術館の学芸員によって石巻文化センターの美術作品の基本情報と文化財レスキューに関する情報が整理され、クラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」に登録していただきました。同館ではそのデータベースを引き継ぐ形で、「I.B.MUSEUM SaaS」を導入しました。
同館では、当初から多言語表記が課題として掲げられており、ポケット学芸員は「I.B.MUSEUM SaaS」の付属機能で月額料金から上乗せされることなく実質無料で整備できるという点が評価され、導入に至りました。多言語での解説も対応しているため、より多くの方に石巻市の歴史を知っていただくことができると考えたとのことです。
配信コンテンツの特徴
現在は常設展示室での解説約30点の日本語と英語のテキストを公開しております。今後、コンテンツを増やしていく予定とのことです。
石巻市博物館について
石巻市博物館は、大河と海が育んだ石巻の豊かな歴史を発信する博物館として、令和3年11月3日(水)に開館しました。収蔵資料は、石巻文化センターで被災した直後から文化財レスキュー事業により全国の博物館・美術館関係者の支援を受け、救出・保管・修復がなされたものが引き継がれました。
常設展示室では、「大河と海」という共通テーマのもと石巻圏域の多様な歴史文化を紹介する「歴史文化展示室」、石巻出身の彫刻家高橋英吉の作品を紹介する「高橋英吉作品展示室」、市内に在住していた蒐集家毛利総七郎が収集した膨大な資料を紹介する「毛利コレクション展示室」、また、各方面で活躍した石巻人を紹介する「石巻にゆかりの先人たち」で構成されます。
企画展示室では、学芸員が特定のテーマに沿って年に数回展示を行うほか、年に1回特別展を開催する予定です。
ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。
アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ : https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts
<2021年10月時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム>
北海道博物館/北海道開拓の村/札幌芸術の森美術館/札幌芸術の森野外美術館/サッポロピリカコタン/だて歴史文化ミュージアム/史跡北黄金貝塚公園/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/八戸市博物館/史跡根城の広場/岩手県立博物館/歴史と文化の美術館 わらべの里/諸橋近代美術館/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/予科練平和記念館/徳川ミュージアム/飯能市立博物館 きっとす/入間市博物館ALIT/旧石川組製紙西洋館/旧黒須銀行/造幣さいたま博物館/埼玉県立近代美術館/浦安市郷土博物館/世田谷区立次大夫堀公園民家園/新宿区立漱石山房記念館/くにたち郷土文化館/慶應義塾大学/八王子市絹の道資料館/賀川豊彦記念松沢資料館/福生市郷土資料室/北区飛鳥山博物館/桑都日本遺産センター八王子博物館/紙の博物館/世田谷区立郷土資料館/世田谷区立岡本公園民家園/國學院大學博物館/昭和館/船の科学館/消防博物館/郷さくら美術館/青梅市郷土博物館/横須賀美術館/神奈川県立歴史博物館/ニュースパーク(日本新聞博物館)/大和市つる舞の里歴史資料館/あつぎ郷土博物館/小林古径記念美術館/瞑想の郷/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/敦賀市立博物館/長野市立博物館/髙橋まゆみ人形館/松本市時計博物館/松本市山と自然博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/窪田空穂記念館/松本市立博物館/岐阜県博物館/中津川市鉱物博物館/多治見市モザイクタイルミュージアム/刈谷市歴史博物館/滋賀県立琵琶湖博物館/史跡草津宿本陣/草津市立草津宿街道交流館/向日市文化資料館/大阪市立東洋陶磁美術館/逸翁美術館/大阪国際平和センター(ピースおおさか)/造幣博物館/大阪市立科学館/神戸ビーフ館/小林一三記念館/姫路市立美術館/但馬牛博物館/奈良文化財研究所 平城宮跡資料館/松江歴史館/松江ホーランエンヤ伝承館/島根県立美術館/岡山県立美術館/ふくやま文学館/造幣局広島支局造幣展示室/湯本豪一記念日本妖怪博物館/中原中也記念館/萩博物館/高松市公文書館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/高松市美術館/高松市讃岐国分寺跡資料館/特別史跡讃岐国分寺跡史跡公園/上島町岩城郷土館/高知市立自由民権記念館/高知県立坂本龍馬記念館/高知県立歴史民俗資料館/高知県立美術館/横山隆一記念まんが館/嘉麻市立織田廣喜美術館/福岡アジア美術館/筑前町立大刀洗平和記念館/北九州市立文学館/北九州市立いのちのたび博物館/佐賀県立博物館・美術館/佐賀県多久市/長崎歴史文化博物館/熊本県立美術館/熊本県立装飾古墳館/熊本博物館/臼杵市歴史資料館/種子島開発総合センター「鉄砲館」/かごしま環境未来館/鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島県立博物館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」/
ポケット学芸員は、 GooglePlay/App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS :android 5.0以上 iOS 10.0以上)
【導入施設】
石巻市博物館
〒986-0032 宮城県石巻市開成1-8(マルホンまきあーとテラス内)
電話番号 0225-98-4831
https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/20102500/010/5062/museum/20211011130738.html
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
早稲田システム開発株式会社
電話:03-6457-8585
Email:sales@waseda.co.jp