今回のリサーチ先（ってほどでもないですが）は、ちょっとスゴい。何と言っても、あの「メト」なんですから。そう、ニューヨークのメトロポリタン美術館のこと。この気まぐれ更新コーナーで取り上げさせていただくには恐れ多い気もしますが、行ってみましょう！

 

 ご説明するまでもなく、泣く子も黙る世界最大級の美術館。コレクションは200万点以上にも及びます。システムつくったりデータ入力したりするのが大変そうですね…と、元・早稲田システム開発のスタッフらしい感想を漏らしながら入館すると、やはり広いです！　一日ですべてを観て回るのは無理でしょう。どこかの駅か、はたまた公園か…

「何を観たいのか」をあらかじめ決めておくことが必須のメトですが、この日はちょうどJapanese Artコーナーで生け花（草月流）のデモンストレーションが行われていました。各国の文化をリアルに知ることができるこうしたイベントは、やはり人気が高いようです。たくさんの人が詰めかけていて、写真にも写っている通り、熱心にメモを取る女性の姿も目立ちました。日本人としては、ちょっと鼻が高くなった気分でしたよ。

さて、今回は特にテーマを設けた「取材」ではないので（実はしばらくこっちに滞在しています）、館内をぶらりと回ってみます。目に付くのは、あちこちでレクチャーを受ける子供たちの姿。みんな真剣そのもので、説明に聞き入る姿はなんとも微笑ましいものがあります。幼い頃から「本物」を感じる機会を持つのは、とても良いことですよね。私も、子供を持ったらぜひ参加させたいな、と。

一生懸命なのは子供たちだけではありません。ガイドツアー、ギャラリートーク、講演、そして映画と、大人のためのプログラムも充実しています。効率的に館内を回ることができるガイドツアーは、日本語を含む数ヶ国語が用意されていますので、初めての方には特におすすめ。ただし、日本語ツアーは曜日が限られているので、ロビー真ん中にあるインフォメーションで確認を。ここで日本語のフロアガイドも手に入ります。

どの美術館・博物館でもそうですが、改めて思うのは「出かけるなら、とにかく時間に余裕を持つべき」ということ。セントラルパークあたりで休憩を取りながら、ゆったりとした気持ちで歩けば、素晴らしい休日を満喫できることはウケアイです。また、同日であれば、マンハッタンの北に位置する別館・クロイスターズ美術館にも入ることができるので、ぜひご参考に。こちらも、多くのニューヨーカーたちが「ＮＹのおすすめ観光スポット」として名前を挙げる館。ちょっと遠いけれど、建物だけでなく外に広がる景色もとても美しいそうなので、私もいずれ行ってみようと思います。

今回は、あまり時間がなかったので（汗）。

 

★おまけ

メトロポリタン最寄駅（77th St,86th St）のうち77th St.の駅で降りると、地上に出てすぐのところにあるのが「Pick A Bagel」というお店。ここのベーグルにLox spread（サーモンの入ったクリームチーズ）やEgg saladを挟んで食べると、もう格別♪

 

 

 

【所在地】
1000 Fifth Avenue at 82nd Street
New York, New York 10028-0198
General Information: 212-535-7710

http://www.metmuseum.org/