ミュージアムリサーチャー

ミュージアムレポート

約4割の県立館がWebを活用した情報公開を実施

 

2006年、『デジタルアーカイブ白書 2005』をベースに県立館について調べたところ、インターネットのWebサイトに資料検索機能を設置している館は38%でした。爆発的な普及とはいきませんが、ミュージアムの置かれた現状を考えれば、まずまず健闘していると言ってもよいのではないでしょうか。

年を追うごとに市民の生活への浸透度を深めるインターネット環境だけに、今後、掲載情報の充実化を求める声が高まることは必至。コストや労力負担の面で課題もありますが、少しずつでも準備を進めて行きたいものです。

 

 

県民のみならず、日本画ファンにとっても待望、
福井の至宝がついにネットで閲覧可能に!
福井県立美術館

県立美術館による収蔵品のネット公開の最新事例は、岩佐又兵衛、狩野芳崖、菱田春草などの作品が人気を集める福井県立美術館。これまで、比較的シンプルなWebサイトを運営してきた同館が、収蔵品情報の検索機能の実装作業をほぼ完了されました。
Webサイト本体のトーン&マナーに合わせて、簡素なインターフェイスが特徴。大きなコストをかけなくても充実した情報公開は可能という良い事例になりそうです。ぜひアクセスをお試しください。

http://info.pref.fukui.jp/bunka/bijutukan/bunka1.html