2008.10.02
快適な出張は「窓側」にアリ
出張する時にはよく電車を利用しますが、一人で行動する際、私は窓側の席を指定します。景色が見られることが理由の一つですが、それよりも窓に寄りかかることができるからです。かなり横に広い体格の私は、隣の方に迷惑がかからないように座らなければなりませんので、通路側に座る場合は身体を心持ち通路寄りに倒します。でも、通路を通る方の迷惑になる可能性があるため、やはり窓側が安心なのです。
よって、新幹線の場合、B席(3人掛けの真ん中)は避けることになります。B席しか空きがない場合、仕事に影響が出ないなら、1本遅らせてでも窓側に。それくらいの強い信念(?)で、座席を予約するのです。
少し前のことですが、2泊3日の日程で兵庫、松山、兵庫と移動する出張がありました。松山までの往路は、お客様の訪問時間を考慮して新幹線と在来線の鉄道を利用、松山からの復路は飛行機を利用することにしました。
手配は順調に進み、すべて窓側席を確保。新神戸までの「のぞみ」は、もちろん最新鋭のN700系です。このタイプは窓側にコンセントが配置されているので、電子機器が使えるのです。出張の移動時間を有効に使いたいなら、知っておいて損はないまめ知識ですよ。
問題があったのは、兵庫から松山への夜間移動の際、大雨で車窓を楽しむことが出来なかったことくらい。往路の移動時間は、計7時間30分となりました。
さて、復路ですが。当然のことながら、飛行機でも窓側にこだわります。松山から伊丹、伊丹から羽田ともに確保していたので、移動時間の短さも含めて、往路より気分は楽です。
松山から伊丹は、約70名乗りのプロペラ機(ボンバルディア)です。最近のプロペラ機は昔に比べるとかなり良くなっています。昔のYS-11では、頭上の収納スペースは物が置けるほど広くありませんでしたしね。ジェット機よりも低空からの眺めは少し新鮮でしたが、利用感はやはり現在のほうが遥かに上です。
羽田へは、ジェット機(777)で。こちらはあっという間の1時間弱でした。羽田に着いて復路の移動時間を確認したところ、計4時間ほど。鉄道に比べて、ずっと早いですね。いまさらながら、移動場所とタイミング次第では、飛行機のほうがはるかに有利であることを実感しました。
もちろん、時間優先の出張では移動の短さが最優先。タイミングが合わない時は、イライラしたりするのがビジネスマンですよね。でも、私のようないわゆる「鉄」な人間にとっては、ハードな移動は実は楽しみのひとつだったりするのです。
だから、当社スタッフの皆さん、「移動が大変ですね~」と気遣っていただく必要はありませんよ。7時間もの移動時間も夜間の鉄道利用も、大変である一方、むしろ喜びのひとつとも言えるのですから。
窓側の席さえ取れれば、ですけどね。
Written by W