2018.10.22
スマホの待ち受けが昔のヒーローに。
私のスマホの待ち受け画面は、幼い頃に見たヒーロー『人造人間キカイダー』です。いまではことあるごとに「腰が痛い」「ひざが痛い」と呟く年代の私ですが、この画像を見れば駅の階段でもダッシュできそうな、妙なテンションになります。この画面のおかげで、毎朝、駅に向かう足取りが軽くなったような気も。
齢50過ぎの私のケータイを激変させてくれたのは、宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」様です。以前から一度行ってみたいと思っていたのですが、先日、出張で近くに訪れた際、ついに立ち寄ることができました。
石ノ森章太郎と言えば、キカイダーや『サイボーグ009』をはじめ、『仮面ライダー』『さるとびエッちゃん』『がんばれ!!ロボコン』などを世に送り出した、漫画界のレジェンドです。私の思考方法の何パーセントかは石ノ森章太郎先生の作品で出来ていると言っても過言ではありません。
仮面ライダーは私が幼稚園に通っていた頃にテレビ放送が始まった作品ですが、今もシリーズが続いている超・長寿ヒーロー番組です。石ノ森萬画館でも、懐かしの1号から最近のライダーまで、ズラリと並んでいました。でも、写真の枚数が多くなるのは、やはり古いライダーたち。アラフィフの皆さん、ご覧ください、この写真。心にグッと来ませんか?
『人造人間キカイダー』は、光るカプセルの中に展示されていました。冒頭で紹介した待ち受け画像は、これを撮ったものです。
こちらのミュージアムは、来館者の年齢層は実にさまざま。私のような50代と思しき男性はもちろん、若いカップルや小さな子どもたちまで、平日なのに大変な賑わいでした。スタッフは『サイボーグ009』のユニフォーム姿で、雰囲気を高めてくれます。老若男女、みんなそれぞれのヒーローの世界にどっぷり浸ることができる、まさに夢の国でした。
久々に童心に帰った私は、こんなかわいい「10人のライダーたち」をお土産に買いました。保存すべきか、飾るべきか、使うべきか…真剣に悩みます。
40年以上前に生まれたキャラクターたちが、今もこうして人々を楽しませ、勇気づけていると考えると、本当に素晴らしいことですよね。奇しくも、こちらはあの東日本大震災を乗り越えたミュージアムでもあります。ヒーローと同じように、これから何十年も、力強い歩みを続けて、多くの人々を勇気づけてくれることでしょう。
我が心のヒーローたちに感謝!
石ノ森萬画館:http://www.mangattan.jp/manga/