2006.02.15
インタビュー外伝その1
当社ホームページの一番の「入れ込みコンテンツ」、導入館インタビュー担当のUです。これまでご登場いただいた皆様、本当にありがとうございます。そして、まだご登場いただいていない皆様、いずれ伺う際には宜しくお願いいたします。 というわけで、今回の「よりみち日記」は、インタビューの出張でのひとコマです。
その日は北海道に出張でした。2月にしては暖かい日だったそうなのですが、それでも関西出身の私には、寒い寒い。よって、夕食も、できるだけ寒くない場所へ・・・。滞在中の買い出しスポットの探査をかねて、地下街に繰り出しました。地下なら、迷子になることも少ないしね。 ――失敗でした。寒くても我慢して地上で探せばよかった。どういうわけか、若い女の子でごった返しているのです。右も左も女子、女子、女子・・・そう、その日はバレンタインデー。40を目の前にしたオヤジが一人、見知らぬ土地の見知らぬ場所、広大な臨時チョコレート売り場を怪しく徘徊する羽目になったのです(涙)。
当然、視線が痛いほど降りかかってきます。オッサン、誰もくれへんから自分で買いに来とるンちゃう? それとも、女の子を見に来はったん? ――ただでさえ気弱な私、幻聴まで聞こえてくる始末で、いたたまれません。「俺は仕事で来とるンよ。そんでもって、いま、帰るとこなンよ」と呟きますが、自制心を失った状態でウロウロするほど、焦るほどに、出口の場所がわからなくなるわけです。
結局、迷子になりました(泣)。女の子の海を小一時間も歩き回った挙動不審な男は、ラーメン一杯で食事を済ませてホテルに戻りました。ラーメンは旨かったと思いますが、なにしろ虚栄心を破壊された(いや、自分で破壊したんですけど)傷心の中で食べたので、よく覚えていません。店のオジサン、面目ない。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。翌日、小樽で食べた寿司は、お世辞抜きで人生最高の味でした。案内してくださった社長さん、本当にありがとうございました!
というわけで、帰りの機内。窓の外をボンヤリと眺めつつ、「と言うか、可愛い子、かなり多かったよな?」と屈辱を忘れて記憶をたぐる、北海道取材でした。
Written by U