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2021.08.18

ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が滋賀県立琵琶湖博物館に導入されました

スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」(開発元:早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区))のサービスが、8月7日に滋賀県立琵琶湖博物館(滋賀県草津市)に導入されましたことをお知らせいたします。

導入の背景とポケット学芸員選定理由

滋賀県立琵琶湖博物館では、2016年の第1期展示リニューアル時に、独自のビーコン起動式音声ガイドシステム「びわ博ナビ」を導入していましたが、ビーコン設定、OSアップデートの対応などで、運用に支障が生じることがあったそうです。そこで、既存音声ガイドシステムの代替システム導入と、利用者が音声ガイドコンテンツにアクセスするためのインターフェース拡充を目的として、「ポケット学芸員」の導入が検討されました。
加えて、音声ガイドのコンテンツ自体について、展示リニューアルに伴う博物館の資産ととらえ、情報の適切な保管と職員間での共有を進める必要がありました。「ポケット学芸員」は、すでに利用中であった収蔵品管理システム《I.B.MUSEUM SaaS》と連携しているため、音声ガイドコンテンツをデータベース化して管理する体制を整備することにもつなげることができるというメリットがありました。
ポケット学芸員選定にあたっては、《I.B.MUSEUM SaaS》を利用しているため、導入費用が掛からないことが最大の決め手となりました。また、加盟館共通のアプリで多くの博物館の音声ガイドコンテンツを楽しめるのは、利用者にとっての大きなメリットであるとの評価もいただいています。

配信コンテンツの特徴

当館では、2016年からはじまった展示リニューアルの中では、多言語対応を含めたユニバーサルデザインにも配慮した展示作りを行い、展示物や展示解説の内容についての情報発信も、7ヶ国語(日、英、韓、中簡体、中繁体、ポルトガル、スペイン)で対応することを目指しています。案内サインや展示室名表示については、できる限り7ヶ国語表記を実施していますが、解説パネルについては、タイトルをのぞいて日本語表記しか対応できていないため、多言語対応は既設音声ガイドやポケット学芸員を通して提供しています。
現在の「ポケット学芸員」コンテンツでは、解説パネルにも示されている情報を7か国語で発信することが主目的であるため、来館者に展示をより深く楽しんでいた空くための詳しい情報は多くはありません。それらについては、《I.B.MUSEUM SaaS》の情報発信機能で別途検討していくとのことでした。

滋賀県立琵琶湖博物館について

琵琶湖博物館は、「湖と人間」をテーマとして、両者のよりよい未来について、みんなで考えていくためのミュージアムです。ここには、湖や生き物、私たちの暮らしに関するあらゆる情報と、さまざまな研究や活動をしている人々が集まっています。みなさんをびわ湖のフィールドへいざない、交流の場となるミュージアムとして、地域の人々とともに「湖の人間」の新しい共存関係を築いた社会の実現を考えています。
また当館では、2016年から6年間に渡って、展示室と交流空間のリニューアルを実施しました。2020年にはすべてのリニューアルが終了し、新しい展示室やレストランショップ、屋外展示に新設された樹冠トレイル等を楽しんでいただけます。
2018年には情報システムの大規模更新があり、収蔵品管理システム《I.B.MUSEUM SaaS》を導入用して資料データベースを管理、また同システムの公開機能を活用して、収蔵品データベースや研究成果データベースの一般公開も進めています。

収蔵品データベースホームページ
https://www.biwahaku.jp/research/collection.html
田んぼの生きもの全種データベースホームページ
https://www.biwahaku.jp/research/data/tambo/

ポケット学芸員の概要

「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。

アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ : https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts

 

<2021年7月時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム>

北海道博物館/北海道開拓の村/札幌芸術の森美術館/札幌芸術の森野外美術館/サッポロピリカコタン/だて歴史文化ミュージアム/史跡北黄金貝塚公園/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/八戸市博物館/史跡根城の広場/岩手県立博物館/諸橋近代美術館/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/予科練平和記念館/徳川ミュージアム/飯能市立博物館 きっとす/入間市博物館ALIT/旧石川組製紙西洋館/旧黒須銀行/埼玉県立近代美術館/造幣さいたま博物館/浦安市郷土博物館/千代田区立日比谷図書館文化館/世田谷区立郷土資料館/新宿区立漱石山房記念館/くにたち郷土文化館/慶應義塾大学/賀川豊彦記念松沢資料館/福生市郷土資料室/桑都日本遺産センター八王子博物館/八王子市絹の道資料館/北区飛鳥山博物館/紙の博物館/世田谷区立岡本公園民家園/世田谷区立次大夫堀公園民家園/國學院大學博物館/昭和館/船の科学館/消防博物館/郷さくら美術館/青梅市郷土博物館/神奈川県立歴史博物館/滋賀県立琵琶湖博物館/ニュースパーク(日本新聞博物館)/大和市つる舞の里歴史資料館/あつぎ郷土博物館/小林古径記念美術館/瞑想の郷/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/敦賀市立博物館/髙橋まゆみ人形館/長野市立博物館/松本市時計博物館/松本市山と自然博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/窪田空穂記念館/松本市立博物館/岐阜県博物館/刈谷市歴史博物館/多治見市モザイクタイルミュージアム/中津川市鉱物博物館/史跡草津宿本陣/草津市立草津宿街道交流館/逸翁美術館/小林一三記念館/大阪市立東洋陶磁美術館/大阪市立科学館/滋賀県立琵琶湖博物館/造幣博物館/神戸ビーフ館/但馬牛博物館/滋賀県立琵琶湖博物館/姫路市立美術館/奈良文化財研究所 平城宮跡資料館/松江歴史館/松江ホーランエンヤ伝承館/島根県立美術館/岡山県立美術館/造幣局広島支局造幣展示室/ふくやま文学館/湯本豪一記念日本妖怪博物館/中原中也記念館/萩博物館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/高松市讃岐国分寺跡資料館/特別史跡讃岐国分寺跡史跡公園/高松市美術館/高松市公文書館/上島町岩城郷土館/高知県立美術館/高知県立歴史民俗資料館/高知県立坂本龍馬記念館/横山隆一記念まんが館/高知市立自由民権記念館/福岡アジア美術館/北九州市立文学館/北九州市立いのちのたび博物館/筑前町立大刀洗平和記念館/嘉麻市立織田廣喜美術館/佐賀県立博物館・美術館/佐賀県多久市/長崎歴史文化博物館/熊本県立美術館/熊本博物館/熊本県立装飾古墳館/臼杵市歴史資料館/種子島開発総合センター「鉄砲館」/鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島県立博物館/かごしま環境未来館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」/

 

ポケット学芸員は、 GooglePlay/App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。

iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS :android 5.0以上 iOS 10.0以上)

 

【導入館】
滋賀県立琵琶湖博物館
〒525-0001 滋賀県草津市下物町1091
TEL: 077-568-4811
https://www.biwahaku.jp/

 

ポケット学芸員ニュース56 滋賀県立琵琶湖博物館


【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
早稲田システム開発株式会社
電話:03-6457-8585
Email:sales@waseda.co.jp