2007.02.16
豚丼の神様
去年の年末の話です。仕事で北海道帯広に行くことになりました。
なんでも帯広は”豚丼”が有名だそうで、「出張で帯広に行く」ということを社内で話すと、決まって豚丼の事を言われます。
「豚肉がドンブリからはみ出してるから!」とか、「その辺のチェーン店の豚丼とは別物だからね!」とか、「お肉のコゲがなんとも言えずね、おいしいんだよねぇ~」なんて、そんな話を毎日聞かされているといやでも食べたくなるってもんです。
さて、そんなことで帯広に出張に行ってきました。
出張前日、同行するUさんとの社内打合わせ(どの店で豚丼を食べるか)では駅前にある『B』というお店が評判とのことで、そこに決定しました。
しかーし、ここで問題発生です。
飛行機の時間によると帯広駅前に到着するのが午前10時前。昼食にはちょっと早すぎる時間です。そこから訪問先に向かうとなると、駅前でお昼を食べるのは難しくなってしまいます。訪問先周辺に豚丼屋がない可能性だっておおいに考えられます。最悪の場合『豚丼を食べる』ということさえもあきらめねばならないかも・・・
一抹の不安を抱えながら羽田空港に向かう私。
そんなとき、奇跡はおきました!
なんと当日の朝、天候調査のため飛行機の離陸が2時間ほど遅れたのです。そして飛行機到着後、帯広空港からバスに乗って駅前に着いたのがちょうどお昼時。なんという幸運でしょう。到着したバス停のすぐそばに『B』の暖簾が見えたとき、私もう運命を感じてしまいました。
(きっと、東京から帯広まではるばるやって来る私達のために『美味しい豚丼を食べさせてやろう』という神の思し召しにちがいない!)
ありがとう、神様。いや、豚丼の神様。天候さえも操るとは恐るべしです。
そしてこれが本場の豚丼です。↓
グリーンピースがいい感じで乗っかってます。素敵!!
照り焼き風味のタレと炭火で焼いた豚肉のおコゲがたまりません。
いっしょに注文したなめこ汁もあっさりしていてとってもおいしい。
ボリュームたっぷりで大満足の一品でした。
Written by N
【 追記 】
ちなみに帰りの便は悪天候のため欠航となりました(涙)。そして帯広から電車で札幌に移動し、札幌からの便がまた大幅に遅れ、羽田についたのは深夜。電車がなくなった私は、品川の漫画喫茶で眠れぬ一夜を明かすことに。一番量の少ない「梅」を注文したのが豚丼神の怒りを買ったのかもしれません。そんな日でも、何事もなかったように翌朝出社するのがプロだと、同行したUさん。自分はタクシーで帰っておいて、そりゃないっすよ。