クラウドサービスにおいては、従量料金制が一般的。
一般にクラウドサービスにおいては、データを保管するためのサーバコスト、運用するための回線費用などを提供する事業者が負担します。
I.B.MUSEUM SaaS においてもこの点は同様で、それらのコストは弊社が負担しています。
コストはデータ量や利用頻度に比例して増減することになるため、ユーザ館のご負担は従量制(利用量や負荷に合わせて増減する体系)とする課金システムが、公平性の観点からは望ましいあり方となります。
また、データ量ではなくユーザ数に比例して料金が高くなるサービスもあります。
登録データが充実するほど効果を発揮するのに、料金が高くなると予算確保に困る。
資料データベースが整っていない場合、まずは最低限の情報を登録し、少しずつデータを追加していくのが一般的。
導入したシステムが、登録する資料点数や画像が増えるたびに料金が高くなるようなサービスだとしたら、次年度以降の予算確保が難しくなり、ひいてはデータの登録をためらうような事態になるかもしれません。
データベースはたくさんの情報が登録されていれば、検索でヒットしやすくなり、引っ張り出して業務に使うことができます。
お金がかかるから登録を制限することになってしまうと、検索しても思うようにヒットしない、画像が登録されていないのでヒットしてもデータが特定できない…などの理由で、せっかくのシステムが仕事の現場で役に立たないものになってしまいかねません。
提供者の費用構造ではなく、利用する博物館の予算構造に合わせた料金体系。
I.B.MUSEUM SaaS は、日常の業務から情報発信まで、とても幅広い機能を有するシステムです。
また、継続的に機能を追加していますので、使えば使うほど、そのポテンシャルを館・組織の運営に役立てることができます。
料金体系を理由にポテンシャルを引き出していただくことができないのであれば、私たちとしてもサービスを提供する意義を失うことになってしまいます。
そこで、「いくら使っても、どれだけ登録しても料金は固定」とすることにしました。
サービス提供者は、データ量が増えるとコストがアップします。
これを料金設定の根拠に据えると、従量料金制が最適解となりますが、これをサービス利用者から見たら、厳しい予算環境に置かれている場合は、使うほどに料金が上がると、利用にブレーキがかかることになります。
ブレーキをかけることなくお使いいただくには、サービス提供者のコスト構造はとりあえず横に置き、料金は将来にわたって固定するしかない。
私たちはこのように考えて、現在の料金体系としました。
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