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収蔵品管理システム I.B.MUSEUM 導入ミュージアムインタビュー

ミュージアム名

システム導入の担当者は、
コンピュータに詳しくない方がいいかも。
怖いもの知らずで、何でも頼めちゃいますからね。
業務課 フロント係 係長 駒井 由美子さん
業務課 フロント係 係長 駒井 由美子さん

-なんでも、I.B.MUSEUMをご利用いただくかなり前から、管理システム導入を検討しておられたとか。駒井さんがご担当になる前の話かもしれないんですが。

駒井さん:そうなんです。前任者がI.B.MUSEUMのデモを受けたそうでして。比較検討の結果、ほぼ決まりかけていたのですが、最終的に予算が確保できなかったと聞いています。95年前後のことらしいんですけどね。

-当時はどんな方法で管理業務を行っておられたのですか?

駒井さん:受入業務はアナログ対応でしたが、それ以外はコンピュータに詳しい人がオリジナルでプログラムを作っていました。私たち管理スタッフは、ただひたすら入力作業でしたね。検索機能も付いていて当時としては便利だったのですが、一部の人にしか使えなくて。

-昭和49年の開館ですから、管理手法も確立されていたんですよね? そんな中、敢えて再度導入に挑戦されたのは?

駒井さん:新しい上司が来て、「みんなで使えるシステムの予算を確保しよう」ということになったんです。いろんなことにチャレンジしようよ、ということで。

-それで、無事に「予算の壁」を乗り越えられた、と。駒井さんは、コンピュータ知識をお持ちだったのですか?

駒井さん:いえ、まったく(笑)。まさか私がそんな大きな仕事を任されるなんて思ってもみませんでした。当時の私はまだ20代で、アシスタント的な仕事が主でしたしね。

-大抜擢だったのですね。導入で大変だったことは?

駒井さん:部署によってはアナログの仕事に慣れたスタッフもいますから、彼らにシステムの意義を理解してもらうまでには、さすがに時間がかかりましたね。

-いま考えれば、アシスタントの若い女の子が目上の役職者に対して「仕事の進め方を根本から変えるように」と指示するようなものですもんね。

駒井さん:そうなんです(笑)。当時は普通に仕事が進んでいたわけですから、抵抗感はあって当然ですよね。実際に導入された後、いろんな機能を通してわかっていただけたようで、ホッとしました。

-ご苦労が忍ばれますね・・・。当社でも、頑張ってくれているアシスタントの女の子に、もっと意見を聞いてみます・・・。


南極観測船の「宗谷」が展示されています。

-ところで、こちらの館は資料体系がかなり特殊ですよね? 博物館にはマニアックに詳しい当社のSEでも、最初はリストを見て驚いたと聞いたのですが。

駒井さん:確かに、資料は多岐に渡りますね。絵画から模型、玩具・・・極端なものでは、海洋汚染物の標本までありますからね(笑)。

-すごい量ですよね。あの~・・・当社SEはちゃんと対応できました?(恐る恐る)

駒井さん:よく応えてくださいましたよ。知り合いから「SEには何でも頼め」って言われてまして、その通り何でもかんでもお願いしました。導入後にまで「この帳票、もう出来上がってるけど、ちょっとだけ小さくしていただけます?」みたいな(笑)。

-駒井さんに頼まれたらイヤとは言えないでしょうね(笑)。イメージ通りに仕上がったなら、当社も嬉しいことですし。

駒井さん:素人の発想ですから技術的に不可能なこともありましたが、そういう時にも意図をくんだ上で代替案を出してくださって、本当に感謝してますよ。

-導入後の操作指導もシステム提供側の重要な仕事ですが、その点はいかがでしたか?

駒井さん:ええ、とても助かりましたよ。こうしたシステムに馴染みのない部署には、専門用語を使わないでくださったり。ありがたかったですね。

-それは何よりです(ここまでの流れなら、高得点を期待できそう・・・)。


プールも併設された敷地内は
南国の雰囲気たっぷり。

-ズバリお聞きします。I.B.MUSEUMおよび当社は、100点満点で何点くらいですか?

駒井さん:そうですねー・・・80点くらいかな?

- ? ここまでのお話からは、20点の減点が見当たらないのですが(笑)。サポート体制のことかな?

駒井さん:減点分は、どちらかというと自分自身の反省点でもあるんですけどね。

-と仰いますと?

駒井さん:I.B.MUSEUMを検討されている他館の方が、当館に見学に来られることが何度かありましたよね。私としては、その館で導入された後に逆に見学させていただければ、改善への参考点なども見つけられたかもしれないと、いまになって思います。人に見せてばかりじゃなく、やはり自分も人から吸収しないと―。

-そ・・・それは、気がつかなくてすみませんでした(汗)。そうですよね、いつも見学させていただいているんですから、逆にその館に駒井さんをご案内しないといけませんよね(大汗)。私の責任です、ごめんなさい、申し訳ありません(滝汗)。

駒井さん:いえいえ(笑)。早稲田さん、お忙しいですからね。仕方がないですよ。

-(SEではなく自分自身が失態を・・・反省中)これからは、いろんな事例をご紹介していきますね。最後に、駒井さんの成功のポイントと、今後の抱負を教えてください。

駒井さん:私がコンピュータの素人だったのがよかったのかな~、と思います。要求を遠慮なくSEさんにぶつけられますからね。いま私はご来館のお客様に対する仕事をしていますが、次にシステム開発に関わることがあれば、お客様の目線で「どういう情報発信が喜ばれるか」をテーマにしてみたいですね。

-ぜひその機会があるといいですね。本日はありがとうございました。
 

<取材年月:2005年12月>

MUSEUM PROFILE

船の科学館
その名の通り、船をテーマにした博物館。外観も船の形そのものです。展示室で船の模型を見て、外にある南極観測船「宗谷」を見れば、男の子なら誰もが通る、「乗り物に夢中になったあの頃」の心が呼び覚まされます。いまや東京の一大レジャースポットとなったお台場に立地」し、家族連れや修学旅行客で賑わいを見せる人気の博物館です。
ホームページ : http://www.funenokagakukan.or.jp/
〒135-8587 東京都品川区東八潮3番1号
TEL:03-5500-1111
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